CAP-NEWS vol15より

CAP NEWS インタビュー VOL.19

側垣 一也(そばがき かずや)

特定非営利活動法人 CAPセンター・JAPAN 理事長

今こそ、エンパワメントをキーワードにつながろう!

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災された方々に、心よりお見舞いの意を申し上げると共に、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
みなさまが、一日も早く安心・自信・自由を実感できるようお祈りしております。
このたびの大地震・大津波・原発事故では、多くの方が被災され、不安定な日常生活を送られています。そして、その中にはたくさんの子どもたちがいます。
私たちCAPセンター・JAPANは、子どもたちが安心・自信・自由を奪われることのないよう、この未曾有の事態のなかで、今こそエンパワメントをキーワードにつながっていくことをみなさまに呼びかけたいと思います。
人の持つ力、子どもたちの持つ力を信じ、ご一緒につながり、エンパワメントの輪を広げてまいりましょう。
CAPセンター・JAPANではホームページのトップページに3月18日に以下のメッセージを発信いたしました。

●厳しい状況下でいらっしゃるかとは思いますが、どうか、ご自身の体調や心の疲れにも早め早めに気づいてあげてください。
不安や恐怖は心の中に閉じ込めておくと、その不安や恐怖によって自分自身が支配されていきます。
どうぞその気持ちを閉じ込めずに語ってください。不安や恐怖は伝染していきます。
今こそ、正しい情報が何かを見極めて、チェーンメールなどの不安情報ではなく、安心を広げていくことに力を注ぐときです。
●災害の中で子どもたちはおとな以上の不安を感じ、衝撃をうけています。命が失われていく光景を目の当たりにした子どももいます。
直接でなくても、報道にふれ、人の無力さや愚かさを見ることにもなります。

●しかし、おとながつながりあって、助けあっていくことで、ピンチの時だからこそ、人の力の素晴らしさを子どもたちに見せていきましょう!

●災害の中で子どもたちは「安心して、自信をもって、自由に生きる権利」を奪われた状況にいます。
たとえ、子ども自身が「大丈夫」と言ったり、元気に遊んでいたりするからといって「大丈夫なんだ」と決めつけずに怖かった気持ちや、これからどうなるんだろう?という不安を語れる機会をつくっていきましょう。
おとなも、子どもも語ることが大切です。

●大事なことは、子どもたちに声を掛け、心の手当てをしていくことです。
子どもたちに気持ちを語っていいんだと、怖い気持ちや不安な気持ちを話していいんだよ、と伝えていくことです。

●忘れないでください。あなたは、大切な人です。そして、子どもたちは大切な人です。語っていきましょう!つながっていきましょう!

●CAPセンター・JAPANは、子どもたちが「安心して、自信をもって、自由に」生きるために、再び力を発揮できるようにするために何ができるかを考え、アクションを起こし続けたいと思っています。
子どもの持つ力を信じて働きかける“エンパワメント”の姿勢を、どうか忘れないでください!

(CAP NEWS19号<2011年3月発行>より転載)